〔休業のお知らせ〕
五月の連休が過ぎてから瞬く間に初夏が過ぎようとしています。
連休後から店は慌ただしさと落ち着きのある日繰り返しながら、外では肌寒さや暑さを感じ、心身も漸くそれに慣れたように感じます。
六月三日の夕方、しとしとと雨も降る中の穏やかな営業日でした。突然すぐ傍で雷が落ちたような轟音と振動を感じ、何かが起きたと外の様子を見に行くと、隣店の‘苞’の店舗正面部分が崩れ落ちておりました。
重量が数百キロにも及ぶ漆喰や土壁が一気に建物の下屋に崩れ落ち、下屋部分は半壊状態。外に出ると目の前が砂埃に覆われ一瞬思考が飛びました。こんなことが起きるのかと。大災害に見舞われた様な光景に呆然といたしました。
そんな状況下でしたが幸いにも怪我人などはなし、土や瓦礫などの撤去も関係者の方々の尽力によって無事にその日中に完了し、店の中の片付けも済みました。割れた瓦などの応急処置も二日後に完了した模様で、今は入り口がシートに覆われ大きな塊が静かに佇んでいるように見えます。
物華への影響は今のところ見当たらず、営業も可能な状態ですが、苞の状況から本日は両店ともお休みをさせていただき場を整理する日とさせていただきます。「 六月七日(土) 」からは物華のみ営業を再開。苞の営業に関しましては、一先ず修理の見通しがつくまで休業という選択をせざるを得ない状況となりました。
苞の開店からわずか五ヶ月ほどでの出来事で、処理しなければならないことが予期せぬ形で現れてしまいました。これも何かのご縁かもと前向きに事を受け止めて、出来ることを進めていきたいと思います。
私を含め、関係スタッフも皆元気です。すでにこの出来事を知っている方々にはご心配をおかけしておりますが、どうぞあたたかく見守って頂けましたら幸いです。