【 年末のご挨拶 】
28日で2024年最後の営業を終えることができました。昨日の夕暮れ時まで店内の掃除をして、珈琲を淹れ締めの一服。一年中使っていた道具たちを丁寧に洗って整えました。
静かな店で道具を洗いながら日々のことを思い出し、この一年も多くの方々と場を通してお会いすることができたなと、じわじわと嬉しさが込み上げてきました。苦労のある時も少なからずありましたが、今この瞬間に感じる愉しさや心地よさに感謝しています。本年も物華にお越しいただき心地よい一服をお愉しみいただいた皆さま、本当に有難うございました。
また大切なお知らせがございます。今年の初夏の頃から進めてきた事のひとつ、「苞(つと)」という日用品と展示室を兼ねた場を、年明けの1月11日(土)に同栃木市嘉右衛門町、物華の隣に開きます。
2023年の12月まで、スピレフルリストという花屋さんが在りました。スピレさんが店を閉め、空いた場を使わせていただくことになりました。物華を始めて3年半、日常に在る善い物を伝えたいという想いは当初から変わらず持っておりましたが、人と場の御縁もあって、その想いを漸く形にすることができました。
古い語で「苞(つと)」は土産を意味し、旅先や外出先でその土地の産物を求めて帰り、近しい人に配る品、訪問する際に持参する手みやげを指していたとあります。日本の各地で作られる食や衣、日用品を、こ誠意をもってこの場で包み、伝える良い言葉だと感じ店名といたしました。
詳しくは苞のインスタグラムのアカウントから、順を追って発信をしたいと思います。どうぞ気にかけていただけましたら幸いです。
インスタグラムアカウント「苞」は下記より
@___tuto
色々と長くなりましたが、皆さま素敵な年末と年明けお迎えください。2025年も佳い一服をお愉しみいただけますように。
物華店主 拝